Jリーグ第9節FC東京対松本山雅の試合が東京味の素スタジアムで開催されました。
ここまで、リーグ戦5連勝で首位をキープする東京は松本相手にどのような試合展開をおこなったか?
開幕戦からサイドハーフで起用され続ける注目の久保建英選手の活躍は?
この試合も久保のドリブルがひかりました。
目 次
・松本山雅はどんなチーム?
3バックシステムで守備を強固に、ハードワークしてくる印象があるチームです。
<引用:松本山雅公式ホームページ:https://www.yamaga-fc.com/>
特にFWの前田大然はJリーグでも指折りの快速FWで知られています。
当然、堅い守備からカウンターを狙って来るのは間違い無でしょう。
ある意味、FC東京と似たようなチームとも言えるので、ミスをしたほうが負ける展開になりそうです。
・両チームのスターティングメンバ
両チームのスターティングメンバーは次の通りでした。
・東京
GK | 33 | 林 彰洋 |
DF | 25 | 小川 諒也 |
DF | 32 | 渡辺 剛 |
DF | 3 | 森重 真人 |
DF | 6 | 太田 宏介 |
MF | 15 | 久保 建英 |
MF | 8 | 髙萩 洋次郎 |
MF | 18 | 橋本 拳人 |
MF | 10 | 東 慶悟 |
FW | 9 | ディエゴ オリヴェイラ |
FW | 11 | 永井 謙佑 |
東京はチャン・ヒョンスと日本代表SBの室屋成が先発を外れました。
室屋は前節の広島戦で負傷の情報がありました。
代わりに昨年までレギュラーメンバーの太田宏介がリーグ戦初スタメン。
また、中央大学出身の渡辺剛がこれも、初のスタメンを果たしました。
・松本山雅
GK | 16 | 村山 智彦 |
DF | 5 | 今井 智基 |
DF | 4 | 飯田 真輝 |
DF | 31 | 橋内 優也 |
MF | 3 | 田中 隼磨 |
MF | 14 | パウリーニョ |
MF | 35 | 宮阪 政樹 |
MF | 42 | 高橋 諒 |
MF | 13 | 中美 慶哉 |
FW | 7 | 前田 大然 |
FW | 10 | レアンドロ ペレイラ |
・序盤の試合展開
予想通り、双方、ブロックを形成しコンパクトに守備を固めてました。
東京は前節の広島戦でMF高萩選手が縦パスからチャンスを作っていましたが、ここまでコンパクトに守備されると、中々、中央突破が難しい感じではあります。
サイドからのクロスボールが有効になるかもしれません。
太田宏介が起用されたのも、そのあたりが考えられます。
お互いにカウンターのチャンスを伺う、そんな試合展開で始まりました。
・ゲームが動いた!
前半でゲームが動きます。
前半も残り2,3分のところで、松本山雅がFWにボールを供給し攻撃を仕掛けようと言うところ、
東京DFに今季初スタメン、渡辺剛選手がこのボールをカットします。
中盤での奪い合いに勝ったのは東京、ここで久保がボールをダッシュして、ドリブルで運びます。
横から東京永井選手が抜け出すのを確認すると、久保は永井にスルーパスを供給。
コレに合わせ左サイドに引っ張り、GKが左サイドに動いたのを確認して、ゴール右隅に逆をついてシュート。
コレが見事に決まり、東京が先制します。
今年の東京は守備からボールを奪ってゴールに至るまで、ホント手間を掛けない省力モードが光ります。
昨年までは、ここで前にボールを運べず、自陣でボールを回している間に、相手は戻ってしまい、苦し紛れにクロスを上げてはじきかえされていました。
前半終了後、東京、松本両チームギアを上げてアタックしますが決定機を作れません。
何度か久保がドリブルで仕掛けるも、サイドバーに嫌われるシュートシーンもありました。
そんな展開で追加得点が生まれます。
やはり、ドリブルで相手ペナルティーエリアに侵入した久保。
細かいボールタッチで相手を翻弄すると、たまらず足を出した相手選手に対しPKを獲得。
PKは目下Jリーグ5戦連続得点中、得点首位のディエゴ・オリヴェイラが決め、2−0と突き放します。
結果、この点差を守りきり、東京が勝ちました。
以前、負け無しです。
・久保建英のドリブルはフラメンコダンサー!
この試合、2点に絡んだ久保のプレイ。
やはり特筆すべきはドリブルです。
彼のドリブルは細かいボールタッチで相手DFをかわしていきます。
スペースが有ればどんどん持っていくし、囲まれてスペースがない時は、細かいタッチでジグザクにまるでスキーのスラロームのようにかわしてきます。
得てして例えるなら、フラメンコダンサーのようなドリブル。
彼がバルサの下部組織時代に得た技術なのでかもしれませんね。
試合後、松本山雅の反町監督曰く、
<引用:ゲキサカ:https://web.gekisaka.jp/news/detail/?272880-272880-fl>
「プレースタイルはある程度分かっていた。相手を見てポジションを取ったり、相手を見て判断をギリギリで変えたり。日本人離れしたところがある」。久保は先制ゴールをアシストすると、2点目につながるPKも獲得。試合を通して個人技に圧倒され、「分かっていてもやられるのがサッカー」と敵将も脱帽した。
「この試合の後にいうコメントじゃないけど」と前置きしつつ、反町監督は「非常に質の違いを、久々に日本人の選手に見せられた。これからどういう道筋をたどるかという意味では楽しみですし、将来日本を背負って立つプレイヤー。応援しています」と17歳にエール。後半戦は第27節にFC東京戦を控えており、「(対戦が)もう1試合あるので海外に行った方がいいんじゃないかな」
<引用:ゲキサカ:https://web.gekisaka.jp/news/detail/?272880-272880-fl>
・久保建英のプレイへの想いは?
久保選手の役割とは?
攻撃面では、相手が引いたときにでもドリブルで局面を打開するのが自分の役割です。
積極的な仕掛けからのシュートやスルーパスでチャンスを生み出して行きたいです。
<引用:FC東京OFFCIAL MTTCHDAY PROGRAM>
そして、GW期間、子どもたちや、たくさんの来場するお客さんたちにどんなプレイを観せたいか?
子どもたちに夢を与えたいです。自分もそうやって夢をもらってサッカー選手になりたいとおもったので。
子どもたちの”憧れの選手”になるのが自分の目標でもあります。
観ていて楽しく、自分もサッカーをやりたいと思ってもらえるようなプレイをしたです。
<引用:FC東京OFFCIAL MTTCHDAY PROGRAM>
・まとめ
- 好調なこんきFC東京の要因は久保選手がいた。
- 久保は天性のドリブラーであった。
- これからの久保選手の活躍に期待。
- 彼のプレイへの思いはドリブルと子どもたちへの希望。