サッカー日本代表はアジアカップが終了し、ワールドカップ予選前に南米選手権であるコパアメリカが6月に開催予定でその試合に招待されています。
目標はカタール開催でのワールドカップの連続出場なので、その前に南米強豪国と試合ができるのは大きなチャンスです。南米相手に日本がどこまでやれるか?
注目です!!
目 次
・コパアメリカ対戦カード決定!気になる日本の同組はこの国!?
第46回コパアメリカはブラジルでの開催となります。
<引用:JFA公式ホームページより:http://www.jfa.jp/samuraiblue/news/00020360/?utm_source=jfa&utm_medium=kv/>
対戦カードの抽選が行われ、グループステージの対戦カードが決定しました。
南米チームの他に招待枠での出場は次回ワールドカップ開催国のカタールと日本です。
奇遇なことにアジアカップ優勝国、準優勝国が招待される結果になりました。
コパアメリカでの日本はグループCになりました。同じC組にはウルグアイ、チリ、エクアドルと中々の組わせ。ブラジル、アルゼンチンがいないだけでも良かったのではないでしょうか。
また、アジアカップ優勝国のカタールはB組に入り、同じB組にはアルゼンチン、コロンビア、パラグアイがいます。
他のグループも見てみましょう。
<2019.2.9発表時点、最新>
<グループA>
No. | 国名 | FIFAランク | ポイント |
1 | ブラジル | 3 | 1676 |
2 | ボリビア | 60 | 1374 |
3 | ベネズエラ | 32 | 1478 |
4 | ペルー | 21 | 1518 |
<グループB>
No. | 国名 | FIFAランク | ポイント |
1 | アルゼンチン | 11 | 1582 |
2 | コロンビア | 12 | 1575 |
3 | パラグアイ | 33 | 1476 |
4 | カタール | 55 | 1398 |
<グループC>
No. | 国名 | FIFAランク | ポイント |
1 | ウルグアイ | 7 | 1609 |
2 | エクアドル | 58 | 1382 |
3 | 日本 | 27 | 1495 |
4 | チリ | 13 | 1565 |
ポイントについて
3月の親善試合、コロンビア、ボリビアと対戦し1勝1敗の日本。
1−0で勝利したボリビアとアクアドルはFIFAランクではほぼ同じくらいではありますが、
チリ、ウルグアイは完全格上、しかも、完全アウェイなので、今後のメンバ選出、も含め、注目していきたいところです。
<日本代表の試合:日本時間>
・第1戦:6月17日 8:00 日本 VS チリ
・第2戦:6月20日 8:00 日本 VS ウルグアイ
・第3戦:6月24日 8:00 日本 VS エクアドル
(放送は未定:3.30時点)
・日本招待の要因はこれだ!?
日本は1999年のパラグアイ大会で初招待され、今回が2回目の出場になります。2011年のアルゼンチン大会でも招待を受けていたが、2011年東日本大震災の影響でJリーグの日程も影響があり、出場を辞退している経緯があります。
アジアカップ準優勝で、日本はFIFAランクを50位から27位に、グンと上げました。
この、最近の日本の活躍を評価して、ブラジルメディアも特集を組んで紹介もしています。
<引用:記事1>
アジアカップで優勝はのがしたが、多くの歴史を有している。過去、アジアカップで4度の優勝、1998年以降は6大会連続でワールドカップに出場している。
また、ここ最近、ワールドカップ終了後の世代交代にも興味を示しているようです。
香川、本田等チームの支柱が最近、代表選出から漏れてることもあり、中島翔哉、堂安律等の年長代表メンバから、切り替わりを見せていることにも興味を示しています。
特に、中島翔哉に至っては、
<引用:記事2>
ショウヤ・ナカジマは最もアクティブな日本人選手。
リツ・ドウアンも近いうちに同じレベルに達するポテンシャルがある。
ナカジマはワールドカップに行くべきだった。
これは、ニシノの大きなミスであった。
ココ最近、日本のシステム4−2−3−1で構成される2列目の「3」のところでは、
左サイドハーフでは、
・原口元気(ハノーファー96:ドイツ)
・中島翔哉(アルドゥハイル:カタール)
・乾貴士(アラベス:スペイン)
オフェンシブハーフは、
・南野拓実(ザルツブルグ:ドイツ)
・北川航也(清水:J1)
・香川真司(ベシクタシュ:トルコ)
右サイドハーフは、
・堂安律(フローニンゲン
・伊東純也(柏:J2)
・宇佐美貴史(デュッセルドルフ:ドイツ)
でポジションを争うような感じになってきていますね。
乾、香川、宇佐美の元々代表組みが、新興勢力の主に、中島、南野、堂安にポジションを奪われつつあるので、その辺りを海外も注目しているようです。
ワールドカップでベスト16に導いた西野元監督から、森保監督にスイッチしたことで、代表メンバの入れ替えがあり、それが機能しつつあると見ているのかもしれません。
ここで、南米強豪が集うコパ・アメリカにそう簡単に招待されるか?
という疑問もあるので、いろいろな情報を探ってみますと、
ワールドカップの放送権料が高騰し続けており、ロシアワールドカップでの放送権料はジャパン・コンソーシアムと言われる、NHKと民放の共同制作機構が放送権料を600億円で購入したと言われているそうですよ。
これをNHKとも民放で7:3に振り分けて負担するらしいですが、となると、NHK420億円、
民放は180億円になります。
民放各社はこの180億円をさらに各社分配するらしいのですが、ある1社は都合を理由に降りた(放送断念)そうです。
というわけで、最近のサッカーには選手の移籍の他に放送権料という巨額な資金が動く舞台もあるんですね。
それも加味すれば、カタールと日本は招待するのによい顧客といってもいいのかもしれません。
でも、お金だけみるならば、中国でも良いわけなので、その中で、日本が招待されたということは、いい意味でみるなら、ここ最近の進化も含め、評価されているといっても良いのでしょう。
・予想される出場メンバー(予想スタメン)
アジアカップ終了後、衝撃的なニュースがありました。
ワントップを努めた大迫勇也選手(ブレーメン:ドイツ)の所属するブレーメン(ドイツ)が、
大迫選手をコパアメリカに派遣しないことを決定し、日本サッカー協会(JFA)に通達したという内容です。
理由はJFAの説明する大迫選手のフィジカルの情報と、実際の情報が全く違うので遺憾であるという内容でした。
つまり、クラブに戻った大迫選手のメディカルチェックで、とても試合に出場できる状態でないといことです。要はアジアカップ派遣で怪我を負い、クラブの試合に出れないじゃないか!!、と平たく言うとそうなるのでしょうね。
今回のコパアメリカでは、日本代表は招待国枠での参加です。
これが意味するところは、日本サッカー協会(JFA)は各クラブの所属選手に対して、
「拘束力」がないといことです。
つまり、クラブが、コパアメリカにXX選手は派遣しませんよ、というなら、JFAは招集できないわけですね。
キリンチャレンジカップ 3月 コロンビア、ボリビア戦前に、日本代表の森保監督は、欧州の主要日本人選手に面会しております。
このときに、コパアメリカに招集できそうか、できないかを判断していると思われます。
事実、このコロンビア戦、ボリビア戦ではDFの主要メンバーである長友、吉田、酒井宏樹も招集されていません。
欧州は特にコパアメリカ開催期間の6/14〜7/7は欧州リーグ開幕間近ともあり、クラブで試合にでるような主要メンバーは、先ず、派遣を見送られるはずです。
なので、現状は3月キリンカップ開催のメンバーが主軸になり、最終は6/5、9でコパアメリカ開催前のキリンチャレンジカップで最終テストとなるような感じでしょう。
<現状の主軸メンバ(予想)>4−2−3−1想定
GK
東口(G大阪:J1)
シュミット・ダニエル(仙台:J1)
中村航輔(柏:J2)
DF
富安(シント・トロイデン:ベルギー)
昌子(トゥールーズ:フランス)
佐々木翔(広島:J1)
安西(鹿島:J1)
室屋(東京:J1)
三浦弦太(G大阪:J1)
畠中(横浜:J1)
MF
乾貴士(アラベス:スペイン)
柴崎(ヘタフェ:スペイン)
山口(神戸:J1)
宇佐美(デュッセルドルフ:ドイツ)
中島(アルドゥハイル:カタール)
南野(ザルツブルグ:ドイツ)
堂安(フローニンゲン:ベルギー)
FW
鈴木武蔵(札幌:J1)
鎌田大地(シント・トロイデン:ベルギー)
香川はドルトムント(ドイツ)からベシクタシュ(トルコ)に移籍したばかりで、ゴールも
決めているのでキリンチャレンジカップでは招集できたが、コパアメリカの長丁場で
クラブが派遣するかどうか少し疑問が残るところであります。
・日本が参加するメリットとデメリットは何だろう?!
日本がこの大会に参加するメリットとデメリットを考えてみました。
ワールドカップ予選前なので、なるべくなら、同じワールドカップへ出場する可能性のある国と
戦ったほうが選手も試せるし、わざわざマッチメイクしなくても良いのでラッキーではあると思うのですが、、、やはり招集メンバーが肝になりそうです。
この大会は選手消臭に関して、JFAに拘束力がない。
なので、ワールドカップ予選メンバとは異なった選出になる可能性がある。
そこにメリット、デメリットが生まれてきそうな気がするわけですね。
・メリット
一つは強豪国相手にフレッシュな選手を起用して試してみることができる。
それによって、例えば、Jリーグの底上げにもなるし、今後の選手層の厚みを期待できるところにあると思ってます。
特に若手選手は結果によっては自身にもなり、各クラブに帰ってそれを還元することもできそうですね。
もしくはベテラン選手をポイントに配置して融合をみることも可能かもしれないですね。
・デメリット
これは、メリットを逆から見た見解になってしまいますが、散々な結果になった際に、ワールドカップ予選に向け、暗雲と自身をなくしてしまうことです。
それによって、南米アレルギーになって苦手意識を植え付けてしまうことです。
こうなると、ベテラン選手をいれて融合させることも叶わなくなってしまい、悪循環に陥ることがありそうです。
それに輪をかけて、大切な招待国枠にサブのメンバで出場したと思われてしまうこともあるかもしれません。
そこへ行くと、カタールは国内選手が多く、メンバによって力を落とすことはなさそうです。
・コパアメリカの注目したいポイント5選!!
1.2列目のフレッシュで期待できる布陣、中島、南野、堂安の動きに注目したい。特に中島のドリブルが南米にどこまで通用するのか、観てみたい。
2.できれば、ダブルボランチに柴崎と、若手選手をおいて、2列めにパスを供給してほしい。
3.DFは昌子と富安が吉田麻也が引いた後の日本のCBになっていくと思っているので、この2人が南米の強力な攻撃をどこまで封じ込めるか?
4.佐々木翔と室屋のJリーグSBが攻撃参加して、質の良いクロスをFWに供給できるか?
5.FWはおそらくワントップ、もしくは4−4−2ならツートップで鈴木武蔵&鎌田大地がどこまでやれるのか?
・まとめ
- 日本代表のコパアメリカ対戦カードが決まった!!
- 日本招待の要因は最近の活躍ともう一つの理由とは?!
- 出場予想メンバーはズバリこれ!?
- この大会に日本が参加するメリットとデメリットとは?
- コパアメリカで注目すべきポイント5選はコレ!?
コパアメリカ、ワールドカップ予選前に楽しみな大会ではありますが、ハードルが高い部分も。
今後の日本代表(SAMURAI BLUE)に注目しましょう。
以上、きくりんでした。