生活習慣病の痛風改善には食べ物と飲み物など食材選びが肝です。
改善策にはヨーグルトなど乳製品や運動も良いです。
おすすめする痛風の改善レシピはこれ!?
目 次
・痛風とは?
痛風は、
風が吹いても痛く感じる、、、と言われる生活習慣病のうちの一つです。
尿酸といわれるトゲトゲの結晶の老廃物が身体の温度の低い部分、関節などにたまり、炎症を引き起こすために、痛みが伴います。
その昔は、贅沢病と言われました。
相撲の力士、プロレスラーに多くみられるとも、ホントかどうか、定かではないですが聴いたことがあります。
要は、旨いものを大量に食べている人の病気、と言うイメージですかね?
美味しいもの、例えば、あん肝、内蔵系食材、イクラ等の魚卵系、多く含まれているプリン体という物質。
これを身体に取り込むと残った老廃物が生成されます。
それが尿酸とよばれる物質です。
尿酸は本来は、尿として体外に排出されますが、プリン体を過剰に摂取すると、排出しきれずに身体の中にのこります。
尿酸が通常より多く体内に残る状態、これが高尿酸値血症と言われる状態です。
これは、お近くのクリニックで採血をして調べればわかります。
基準となる数値は、
7mg/dL です。
これを超えると、高尿酸値血症と診断されると思います。僕の場合、最初に痛風と診断されたときにはこの値が、
9.3mg/dL
だったので、即座に投薬を処方されました。肝臓に作用して尿酸を作りにくくする薬です。
(ザイロリック錠)
治療当初はこの薬を、1日、毎食後、3錠ずつ飲むように言われ、約1ヶ月ほど投薬して、
既定値以下にさがりました。
僕の場合、痛風の発作が発症しなかったので自覚症状がなかったのですが、逆にこれは危ないそうです。
要するに、自覚症状がないので、放置してしまう。
→ 採血して見ないとわからないわけですから。
これの何がまずいかというと、高尿酸値の状態が続くと、身体の中をトゲトゲの結晶の尿酸が飛び回るわけです、そして排出されず、腎臓にも溜まるので、傷を付けて腎臓を傷めてしまいます。
ざっと早足で痛風について説明をいたしました。
・プリン体と尿酸
そもそも、プリン体という物質は、今までの説明からすると諸悪の根源のように見えますが、
はたしてそうなのでしょうか?
プリン体はほぼすべての食品に含まれます。
そして、それらの細胞を構成するものなのです。(核酸)
なので、細胞の細かいもの、内蔵、魚卵系などに多く含まれるものはこのせいです。
そして、当然ながら人の体内にも細胞があるので、体内にも含まれる物質です。
筋肉を動かすエネルギーにも使われるので、プリン体は人が生きていくには、実はなくてはならず、必要な物質なのですね。
プリン体を動力の材料として使った後に、例えば、わかりやすく言うと、燃料で燃やした後の、灰のようなゴミが残りますよね。
これが尿酸です。
なので、プリン体を取り込んで使った後は、必ず、廃棄物として尿酸が生成されて、残りますが、通常は、尿と一緒になって身体の外に排出されます。
痛風は、この排出がしきれなくて残った尿酸が引き起こすので、プリン体の摂取を控えることを言われますが、多くの食品に入っており、プリン体ばかりにフォーカスすると、何も食べれなくなってしまいます。
要は、コントロール。バランス良くたべて、飲んで、外にだすことにフォーカスしましょう。
・改善のための食べ物と飲み物
先ず意識したいのは、プリン体摂取だけにフォーカスしないこと。
プリン体の過剰摂取に気をつけて、バランス良く食べること、一つの種類だけを好きだからと言ってどか食いはNGです。
・積極的に摂りたいもの
野菜類は積極的に摂りたいです。ビタミン、ミネラルを含むアルカリ性のものは多く摂りたいです。
尿酸はアルカリ性に溶けやすいので、排出の促進を期待できます。
また、水は多く摂ります。僕も言われたのは1日2L飲みなさいとお医者さんに言われました。
多く摂ることで、尿の回数も増え、それだけ尿酸を外に排出できます。
水以外であれば、お茶、緑茶や、烏龍茶、夏なら麦茶など。
お茶は利尿作用があるので、こちらもおすすめです。
水分を大目に摂るといって、スポーツドリンクはNGです。
スポーツドリンクには糖分も含まれますので、糖質摂取過多になってしまうからです。
・控えたいもの
これは僕も好きなので心苦しいのですが、アルコールです。
しかもビール。プリン体が多く含まれます。大きく分けると蒸留酒(ウィスキー、焼酎など)は醸造酒であるビール、日本酒に比べ、プリン体は少ないです。
ですから、夏など、僕は好きなビールを最初に1杯だけ頂き、それ以降はハイボールにしています。
アルコールは排出機能を低下させるので、飲みすぎず、お酒を頂く時は、チェイサーに水も一緒に飲むなどの対処が必要です。
それと脂質。高カロリーで肥満の原因にもなり、排出機能が低下しますので、摂りすぎないようにしましょう。
ランチにハンバーガーなどが主にならないように。
基本は牛丼のような単品料理でなく、日本食の定食のようなメニューをバランス良く頂きましょう。
それと、以外にも、果糖、砂糖も尿酸を多くつくるので、食べすぎないようにしましょう。
食べ合わせ、飲み合わせも気をつけます。
豆知識:
夏の定番、ビール+枝豆、ビアガーデンなどではビールを注文すると、おとうしで出てくるところもあります。
実はこれ、最悪の取り合わせなのです。どちらもプリン体の量は多く、気を付けたい2品ですが、僕はたまにいただきます笑
こちらも参考にしてください。
・改善策は食べ物や飲み物だけではない?
さて、今まで、痛風を改善するのには食べ物、飲み物を気を付けていれば、、、と言う流れできましたが、実はそれだけにフォーカスしていればよいわけではないのです。
いくら食べ物だけを気を付けても改善できない要因は、
肥満です。
そうです、実は食べ物で取り入れて生成される尿酸は全体の2割。後の8割は、体内で生成されます。
したがって、結局は体の外に排出される機能が正常でないと改善はされません。
肥満体質はこの機能が低下するのです。
肥満体質は体内の糖質はコントロールしようとするために、インスリンを多く分泌します。
このインスリンは、排出する作業を抑制してしまうので、尿酸が体内に残りやすく、高尿酸値状態が長く続いてしまうのです。
食べ物をコントロールするのもおろそかにはできませんが、この肥満体質の解消も痛風改善の鍵になります。
仮に現状、少し太っているかな?と感じている方は、先ず、減量してみませんか?
ここで、気を付けたいのはいきなり過度な負荷をかけたトレーニングは逆効果です。
なぜなら、激しい運動も当然ながら、大きなエネルギーを使うので、これによって、多くの尿酸が生成されます。
排出機能が正常でない状態で激しい運動は逆効果なので気を付けましょう。
先ずは無理のない範囲でウォーキングなどから初めてみましょう。
・さらなる改善策へ前進!ヨーグルトや運動
食事をバランス良くコントロールして、ウォーキングなどで、減量していくことが痛風改善につながることがわかりました。
更に改善していくにはどうしたら良いでしょう?
・食べるものに乳製品をプラス。
乳製品の摂取は排出機能が促進されます。
乳製品も積極的に取り入れましょう。例えばヨーグルトや牛乳など。ただ、飲み過ぎは脂質摂取が過多になるので、ここもバランスが大切です。
ヨーグルトなど、食事の後のデザートに一品足してみてはいかがでしょうか?
・運動に筋トレをプラス。
ウォーキングで体重が少し落ちて運動できる体になってきたら、筋トレをプラスして、基礎代謝を上げてみましょう。さらなる脂肪燃焼効果と太りづらい身体を手に入れることができますよ。
特に筋トレしてからウォーキングなどの有酸素運動を行うと、さらなる脂肪燃焼効果が期待できます。
・痛風におすすめの改善レシピ
できれば単品でなく、日本食の定食がおすすめです。おすすめ例として、
・主食:ごはん、パン、麺
・主菜:肉、魚、卵、豆腐等
・副菜:野菜、ひじきのサラダ、ごぼうサラダ、煮物等
・味噌汁:わかめ、とうふ、ナメコなど
・デザート:ヨーグルト
これらの組み合わせで選んでみてはいかがでしょうか。
食前にお水を一杯飲んで、食後にお茶を頂いて、尿で排出します。
・まとめ
- 痛風はプリン体の過剰摂取と肥満が原因。
- 尿酸の生成は食べ物2割、身体の中の生成8割。
- 排出することを心がける。
- 乳製品も積極的に摂りたい。
- 運動も大切。
痛風は完治より、上手に付き合うことが大切です。
日頃から食生活と運動を取り入れて、予防しましょう。
以上、きくりんでした。