自転車も最近は性能が良くなって、ロードバイク、クロスバイクも手軽なお値段になってきました。
アシスト付き自転車も価格が下がってきて普及し始めてます。
そこで最近増えいるのが事故です。
スポーツタイプのスピードが出たり、電池を積んで重量が重くなった分、人とぶつかる事故が増えています。
高齢者を自転車で引いてしまい、重症、死亡事故につながる場面もあります。
車、バイクは自賠責保険(強制)、任意保険に当たり前のように加入していますが、自転車の場合、保険未加入の方も少なくないでしょう。
事故に巻き込まれ、多額の賠償に備え、自転車も保険に加入する時代です。
どのような保険があるのか、加入方法など、比較してみてみました。
目 次
・住んでいる場所によって義務化されている場合がある。
一例ですが、
- 埼玉県
- 仙台市(宮城県)
- 京都府
- 大阪府
- 滋賀県
- 名古屋市(愛知県)
- 金沢市(石川県)
- 兵庫県
- 鹿児島県
などです。どちらかというと関西方面で義務化が多いです。
これに加え、努力義務(加入をするように進めることを推進する)とされている地域があります。
それはこちら、
- 東京都
- 徳島県
- 福岡県
- 熊本県
- 香川県
などです。
・なぜ義務化されたのか?
実際に事故が起こり、加害者に対し高額な賠償金支払い命令が出た裁判事例が出たのがきっかけです。
・小学生が運転する自転車が62歳の女性を引いてしまい、寝たきりの状態になってしまった。
これに対し9,500万円の賠償金支払い命令の判決が言い渡された。
・歩道を走行中の自転車が向かい側から同じく走行中の自転車と接触して転倒、転倒した被害者は、その後、車道に投げ出されて、バイクに引かれてしまった。
結果、重度の障害が残り、5,200万円の損害賠償金支払い命令の判決が言い渡された。
これらのように、実際の事故で高額な賠償金支払いの判決が下されるケースが出てきています。
自転車は手軽な乗り物で、我が家でも高齢の母を除き、一人一台の自転車を保有し、移動手段としています。
なので、他人事ではありません。いつ、加害者側、もしくは被害者側になるケースも考えておく必要があるわけですね。
・入らないと罰則を受けるのか?
実際に加入の義務化と言われているが、加入されていない方もいることでしょう。
車やバイクは保険加入が当たり前ですが、自転車で保険といえば、当たり前のように加入しているのは盗難保険ぐらいではありませんか?
では、加入義務化に対し、加入をしなければどんな罰則を受けるのか?
今の所、明確な罰則はありません。なぜなら、防犯登録のように自転車購入でセットになっているものは別として、自転車の購入者が保険に加入しているか、未加入なのかを確認する術がないからです。
でも、これでしめしめとは思わない方が良いです。先ほどの事例の様に、実際に事故が起きて、高額な賠償命令の事例があるので、備えあれば憂いなしです。
やはり、保険は加入しておくのがオススメです。
・どのような保険があるか?
色々な種類がありますが、契約内容により、保証の対象外となるものもあるので、保証の対象はそれぞれの保証内容をきちんと確認してください。
・損害保険
幅広く怪我、事故などに対応した保険です。自転車以外でも事故にあったり、例えば家の階段で、転んで落ちて怪我をした、朝、散歩中につまづいて転んで怪我をしたなど、そんなことが予想される方にオススメです。
プランによって、本人、家族などもあるので確認してみてください。
・自転車保険
保証の範囲は損害保険よりは狭くなります。自転車運転中はもとより、交通事故でも保証がつくものもありますが、それ以外の階段から落ちた、散歩中などの怪我は対象外になる様です。
その分、損害保険よりもコストは安価です。
・自動車保険の特約
バイクなどはファミーリーバイク特約などありましたが、最近は自転車もある様です。
保証内容を確認して補助的な役割でオススメです。
・レジャー保険
特に通勤、通学、など日常的には自転車に乗らない方はこちらも検討すると良いでしょう。
サイクリング、旅行中など、ピンポイントで加入できるものがあります。
・コンビニなどで簡単に加入できるものもある
ほとんど、ネット契約が可能ですが、稀にネット環境が自宅にない方で保険屋さんまで行くのもちょっと難しいという方はこちらがオススメです。
賠償金最高3億円、月々換算は333円の保険です。これなら近くにあるセブンイレブン店舗で、いつでも申し込み、支払いが可能です。
・比較してみたおすすめの保険はこれ
どのサービスを比較してきめるのか?、難しいところではありますが、
・保険料
・賠償金
・示談代行サービス
・入院・通院保証
・ロードサービス
などで、比較してみると、
・au損保のBYCLE(シルバープラン)は
保険料月額600円、賠償金3億円、示談交渉◯、入院・通院保証◯、ロードサービス◯
・三井住友海上のネットで保険@さいくるは
保険料月額603円、賠償金3億円、示談交渉◯、入院・通院保証◯、ロードサービス✖️
・全日本交通安全協会、サイクル安心保険
保険料月額103円、賠償金1億円、示談交渉◯、入院・通院保証✖️、ロードサービス✖️
ということで、au損保のBYLCE(シルバープラン)がオススメです。
やはり、使うかどうかは別にして、ロードサービスの有無にこだわりました。
僕はバイクにも乗るので、保険のロードサービスは重視しています。
何かの時に大切なバイク、自転車を放置したまま、帰ることはできません。だから必要なんです。
皆さんもどこに重きを置くかで考えてみてください。
・まとめ
- 自転車の保険は住んでいるところで義務化されている。
- 加入する前に保険の種類を見ておこう。
- 目的に合わせて賢い選択をしよう。
自転車の事故は身近に潜んでいます。
決して他人事ではないですよ。もしもの時に備えておきたいですね。
無灯火で運転しては絶対にダメですよ。
壊れていたら早前に修理、交換してくださいね。
以上、きくりんでした。