節分と言うと子供の頃、豆まきが真っ先に来ますが、最近は豆まきをせず、恵方巻きを食べる、ご家庭も多くなって来たと言います。
やはり、豆を拾う手間と、集合住宅などでは、玄関先は共用スペースの廊下などから、玄関を開けて、「鬼は外」といって豆をばらまくのを控えているのかもしれませんね。
ならば、季節の節目、恵方巻きただ、ぼんやり食べないで、福を迎えられるように、由来や、幸運がある方角を知り、有意義に新しい季節を迎えましょう。
・そもそも恵方とは?
恵方とは、歳徳神(としとくじん)と言われる、その年の金運、幸運を司る、神様がいる方角の事を言います。
これは毎年位置が変わります。昔から、何かをするときは、その方角の方向に向かってすると良いと言われています。
・恵方の決め方
恵方はその年の十干(じっかん)の暦で決まります。
また、西暦下一桁と十干の関係は
<十干> <西暦下一桁>
・甲(きのえ) 4
・乙(このえ) 5
・丙(ひのえ) 6
・丁(ひのと) 7
・戊(つちのえ) 8
・己(つちのと) 9
・庚(かのえ) 0
・辛(かのと) 1
・壬(みずのえ) 2
・癸(みずのと) 3
の10種類の暦と恵方の関係は次のようになります。
2018の恵方は↓
・2019の恵方は?
十干が己(つちのと)なので、西暦の下一桁が「9」ですから、
となります。
・恵方巻きとはどんな巻物、その由来は?
さて、では恵方はなんとなく、良い方角を示していると言うことがわかったので、次に、恵方巻きとはどんな食べ物かを見ていきましょう。
<由来>
諸説多々あるようですが、そもそもは江戸時代にさかのぼり、関西(大阪)方面で商売繁盛を祈願し、食べられたとか、武家が海苔巻きを食べた後に戦に勝利したとか、太巻きが鬼の金棒に見立て、「鬼に金棒」なんて言うこともあるような、内容な、はっきりはわかっていません。
関西方面が発祥であることは間違い無いようです。
全国的に広まったのは大手コンビニの商品開発がきっかけで、全国的に広まったようです。
確かにコンビニに行くと毎年、節分の季節、2月3日には結構な宣伝で恵方巻きを販売していますね。
コンビニだけでなく、大手スーパーなどでも多彩に商品化されています。
<中身は?>
恵方巻きは中身に、七福神をイメージして7種類の具材が入っています。場所によって、末広がりの演技を担いで、8種類入っていることもあるようです。
- アナゴまたはうなぎ
- 卵焼き
- しいたけ
- かんぴょう
- でんぷ
- 高野豆腐
- きゅうり
でも、お子さんのいるご家庭は、好きな具材を入れてあげても良いでしょう。
・恵方巻きの食べ方と3つの決まり事
決まり事というのは大げさかもしれませんが、縁起を担いで、やった方が良い3つの食べ方とは?
1.夜に恵方の方を向いて食べてください。
これは大前提ですね。位置が分かりづらい場合、検索すれば地図上で確認できるものや、スマホのアプリなどもあります。
2.1本は刻まないで、丸ごと1本を頂く。
切ると、縁を切るなどと言われるので食べにくいかもですが、刻まないで。
お子さんのいるご家庭は少し細めに仕上げてあげてください。
3.静かに願い事をしながら、喋らずに食べる。
おしゃべりして賑やかに食べたいところですが、願い事をしながら無口に食べないと、運が逃げてしまうと言われています。食べ終わったらおしゃべりしましょう。
・まとめ
- 恵方は毎年位置が変わるので、位置を確かめよう。(地図ソフトとアプリが便利)
- 恵方巻きの具材の種類は7種類。
- 恵方巻きの食べ方、3つの決まり事で幸運を呼び込もう。
ということで、節分の行事、恵方巻きをご紹介しました。
参考になったら幸いです。
以上、きくりんでした。