こんにちわ、きくりんです。
先日、元サッカー日本代表監督のハリルホジッチ氏が、解任を受け、来日し、記者会見を開きました。正直、今更なぁという感じで、会見は見ませんでした。
でも、6月に本番があるのにこのタイミングで、なぜ解任なのか、理由は、明確に報道されていませんね?
しかもハリル氏は、「ハリル、今のままでは問題がある」と協会から言われたことは一度もない、と言っています。むしろ「良かった」と言われていたとも言っている。
一部、選手とのコミニュケーションが不足していると報道されているが、実際は協会とはリル氏のコミュニケーションがとれていなかったのでは?とも思えます。このまま、日本のサッカーは代表も含めて、どうなっていくのでしょう。とても危惧しています。そう思いませんか?
ライターの方、元サッカー選手のラジオ・パーソナリティーの方も、同じようなコメントをしていらっしゃいましたね。
・ハリル氏の後任は?
協会技術委員長の西野氏、1994年アトランタ五輪の時に「マイアミの奇跡」として、日本代表を率いてブラジルから勝利を挙げた。この時、情報収集が功を奏したとも言われる。重ねて、相手の慢心も後押しになったかもしれない。
2005年にJ1、G大阪を率い、主任4年目でJリーグチャンプになっている。
しかし2011には成績不振で解任、2012にヴィッセル神戸の監督に就任したが、その年、不振で解任、2014年、名古屋グランパス監督就任、しかし、2シーズン後、やはり不振で解任、2016年から、日本サッカー協会、技術委員長になっている。
通算J1での監督、270勝は歴代1位の記録である。
しかし、僕がよく聞くラジオ・パーソナリティのN氏は解任の話が持ち上がった時に、後任は、コーチで2016年、リオ五輪監督の経験もある、手倉森氏が有力だと言っていたが、実現しなかった。
彼の気質をよく知るN氏は、ハリルが解任になって、ハリル政権でコーチの自分が受けるわけには行かないと、おそらくは打診があったかもしれないが固辞したのではないかと推測していた。
N氏は西野氏について、実績のある指導者ではあるが、自分の考えを「言語化」することは苦手な人物という味方をしており、今回、監督と選手間のコミュニケーション不足を理由にした解任という意味では、西野氏の代表監督就任は周到に練られた計画ではないという見方だ。僕も正直そう、同感だ。
・これからの日本サッカー、未来
何しても、本番が終わらないうちに、監督解任、これを海外含めた世間はどう見るか?
・えっ、日本って結果に関わらず、協会から気に入られないとクビになっちゃうんだね
・この国の監督にはなりたくねぇな、正直言って。
こんな感じになりませんか?
ちなみに日本サッカー協会の組織図をネットで見て見てください、かなり複雑です。委員会だけでも8個くらいあります。それの良し悪しは別の話ですが。
でも、スポンサー収入などは日本オリンピック委員会よりも多いそうです。
でも、これだけの人が関われば組織維持の経費もかかりますね。
こんな状態で世界と戦っていけるのでしょうか?
・戦術の多様化
日本サッカーの戦術、例えば4バック、3バック、4−4−2、4−3−2ー1、などという言葉をお聞きになったことはないだろうか?、そう、サッカーのフォーメーション・システムを表している。
最初、なんのことやらさっぱりわからず、ようやく、なるほど、人がピッチ上で配置される布陣なのね、ということがわかった。しかし、実際のゲームでは横の上から見ると結構グシャって感じで、DFラインがかろうじて保たれているように見えるのが実際。
代表監督解任劇で、ライター、SNS、インターネットなどで下記の言葉が飛び込んできた。
・ポジショナルプレー
・5レーン理論
えっ、なんなの?、ポジショナルプレーはかろうじて、ポジションに関する話題なのだと理解したが、5レーン理論って何??、ボーリングか?、なんともわからず、ググって見た所、
サッカーの戦術は日進月歩、急激に変化して、進化しているとのこと。
インターネットの普及で、プロ・アマ問わず、最先端の技術が共有されている今、サッカー界の未来はどこに行く?
と言ったような記事も見られ、興味深く調べると、上の2つのキーワードにぶつかった。
・5レーン理論
ドイツ、ブンデスリーグで実証実験が繰り返され、ドイツサッカー連盟も熱心に研究を重ねられた、理論である。
ちょっとわかりづらいが、ピッチ上を図のように上から、Wing,Half-Space,Cemter,Half-Space,Wingと言った5つのエリアに区切る。実際にドイツでは練習でも、ピッチ上にラインを引いて練習するという。
一見、なんの変哲もない、ただ単にラインを引いただけで、何?と思われるが、これが、選手のポジショニングの重要な要素になったのだ。
・小学生でも理解できる理論
実際は、誰にでもわかりやすい理論である。
要はトライアングル(3角形)を形成し、数的優位を作り出し、維持しながらボールを運んで行く、これにはあらゆるサッカーの基本動作、攻撃、守備の要素が含まれる。
昨年、現札幌監督のペトロビッチ監督が率いた、浦和レッズが3−4−3でこのシステムに近い感じがした。とにかく、時間をかけずスムーズにボールを相手陣内に運んで言ったのが印象的だった。
実際、息子が所属した小学校のサッカークラブでも鳥かごと呼ばれる三角形でのボール回しの練習は見たことがあるが、15m四方のコーンを置いたエリア内で全員が中央を向いてのパス交換であったり、ボールを取りに行く練習なので、実際のピッチ上とまた異なるであろう。
ピッチ上でのこの理論の実現は簡単な約束事を守ることだ。
・1列前の選手が同じレーンに並ぶことはしない
上の図で水色(1列)、黄色(2列)、赤色(3列)とするなら、赤色と黄色が同レーンに並んでいるのでこれはダメである、トライアングルができない。
・2列前の選手は同じレーンにいて欲しい
と合わせ
・1つ前の選手は隣のレーンにいること
赤色、水色が同じレーン、黄色が隣のレーンにポジションを取ることで、トライアングルが容易に形成できる。これで相手選手を囲むようにポジションをとれば、パスを出すのも容易、また、ボールを取られても、取り返して、また、攻撃に繋げられる。
しかし、これを維持しながら絶えず動き、ポジションを取るのは、フィジカル的にきつくなるのは当たり前だが。
・ビッグデータの解析、専門家の登用
戦術もしかりであるが、サッカーは今や情報戦。欧州ではタブレットなども利用し、前半戦だけでも、10万近いデータが吸い上がってタブレットに送られ、ハーフタイムで、戦術の練り直し、修正、指示が送られるという。
ただ、それにはビックデータを解析し、監督、コーチ陣に供給する専門のアナリスト(解析者)が必要不可欠だ。
ただそれには、専門家を雇い入れる、費用が必要、決して安くはない。
日本のサッカーはすでに遅れをとっている。そして、今後、取り糺されるのはAIの活用だ。
AIに解析を手伝わせ、人が担当する部分、コンピュータに任せる部分を分担し、活用すれば必ず、良い方向に進む。なんにしても、直ぐにはできないから、予算を組んで、早く着手すべきだと思う。
・まとめ
・日本サッカーの世界でに位置付けを再認識する。(ランクではなく、運営、将来性)
・現場以外の日本サッカーの組織を見直す。
・情報戦を制する体制を検討する(予算を組む)
・海外含め、スタッフを揃える(監督、コーチ、アナリスト)
・最先端のサッカー理論をプロ、アマ問わず取り入れ、吸収する。
・スポンサーを獲得する活動を強化する。
以上、きくりんでした。